介護脱毛は白髪が生える前に……
介護脱毛ってなに?
介護脱毛とは、介護されるかもしれない、これからの将来を想定し、あらかじめVIO脱毛をしておくことをいいます。まだまだ現役世代である40代・50代の男性・女性を中心に人気が高まっています。介護脱毛は、すべての人が必ずしなくてはいけない決まりはありませんが、介護をする上でまったく手入れされていないアンダーヘアは邪魔になってしまいます。実際に介護経験者に実施したアンケート調査では、全体の約7割の方が「アンダーヘアがあると排泄介助がしにくい」と答えています。介護脱毛を希望する人が増えている背景には「介護する人の負担を少しでも減らしたい」といった思いやりの気持ちが、大きく影響しているのでしょう。そんな需要が高まっている介護脱毛についてご紹介していきます。
介護脱毛のメリット
今、需要が高まっている介護脱毛にはメリットが多くありますので、詳しく解説していきます。
排泄介助がスムーズに!
介護脱毛をすると排泄介助がしやすくなります。年齢を重ねるとオムツが必要になったり、トイレには行けても拭き取りがうまくできなくなるなど排泄介助が必要になる方もいます。大人の排泄介助は介護する側にとっても大きな負担になります。しかし、介護脱毛でムダ毛がなくなれば、大幅に負担を軽減できます。アンダーヘアに排泄物が絡まらなくなるため、スムーズにオムツ交換ができたり、トイレで排泄した後の拭き取りも容易になります。介護される側にとっては、相手に対する申し訳なさ・恥ずかしさが軽くなるメリットもあります。

肌トラブルの予防になる
介護脱毛は、肌トラブルの予防にもなります。オムツ着用での生活になると排泄時にオムツの中で尿や便がアンダーヘアについてしまいます。アンダーヘアにこびりついた汚れは落ちにくく、何度もゴシゴシ拭くうちに肌が傷つき炎症が起こる恐れがあります。年齢を重ねると肌の回復力も衰えるので、1度肌トラブルを起こすと症状が長引く可能性もあります。しかし、介護脱毛しておけばアンダーヘアに排泄物はつくことはなく、何度もゴシゴシ拭く必要がなくなるので肌トラブルの予防となるのです。

清潔感を保てる
アンダーヘアがあると排泄物の汚れが目視しづらいため、結果として汚れが残りやすくなります。残った汚れが原因で感染症を引き起こす恐れがある、また不衛生な状態がつづくと雑菌が繁殖し臭いの原因になります。そのため、介護脱毛であらかじめアンダーヘアを処理し、衛生的な状態を保ちやすくしておくのが重要なのです。また下着内部の蒸れ・痒みの予防にもなるので自分自身が快適に過ごせるメリットもあります。
デメリット
メリットがとても多い介護脱毛ですがデメリットも挙げられるため、ご紹介していきます。

医療脱毛後は元の毛量に戻せない
医療脱毛は、発毛組織を破壊していくので元のアンダーヘアの状態には戻せません。いくら自己処理してもムダ毛が生えてくるカミソリや毛抜きと異なり、発毛組織が破壊されたら、そこから再度ムダ毛が生えてくることは、ほぼありません。そのため「やっぱりアンダーヘアを元のように生やしたい」と思っても戻せないのが実情です。ナチュラルな形や毛量を減らすなど、ご自身の目指すスタイルに合わせて整えることも可能なのでカウンセリングの際にご相談することをおすすめします。
アンダーヘアが白髪になる前に……
医療脱毛機は、毛に含まれる黒い色素であるメラニンに反応する仕組でムダ毛を脱毛していきます。しかし、メラニン色素のない白髪は、いくら脱毛機をあてても反応しません。早い方ですと40-50代に入るとアンダーヘアに白髪が生えるようになります。白髪がまじる前に介護脱毛の必要性に気づけた「今」が介護脱毛の始め時ともいえます。もし今、白髪が生えていても、その他のムダ毛には反応するため、早めの対応が重要になります。